ホテルにチェックインすると、部屋にスーツケースを置くやいなや、休むことなく外に出ました。
その日は夕方からキャンプの前日説明会が開かれることになっていたので、それまでの時間を有効に使いマンハッタンの街を見て歩こうと思いました。
日本にいれば、ちょうどその頃が就寝時間にあたるのですが、そんなことは言ってはいられません。
機内では少しウトウトした程度でほとんど眠れなかったのですが、ここからが大事な時間！ニューヨークに来たらセントラルパークのベンチに座りサンドウィッチをパクつきたいという夢があったので、それを叶えるべく行動開始です（笑）
地下鉄もタクシーもいきなりではハードルが高いし、どうせ英語ができないので歩くのが一番、ということで、iPhone片手に出発！日本でWi-Fiをレンタルして行ったので、本当に便利でした。
歩き始めてまず驚いたのは、横断歩道で信号を守る人は誰もいない！ということ。何かあったら自己責任というわけですね（笑）
そして、古い建物と新しいビルが密着して建っていたり（日本だと建ぺい率の問題でこんな建て方絶対に出来ないだろうなという感じ）、有名な５番街にだって、ニューヨーカーが行き交う中、あちらこちらにホームレスが空き缶や容器などを前に置いて物乞いをしていたり。いろんな価値観や生活がごちゃ混ぜになっているような感じで、街になんの秩序も無いのですが、それが一つの雰囲気を作っている・・・。
『人種の坩堝』と言われていますが、まさにその通り。
様々な人種が入り乱れていて、自分がそこにいることが当たり前のようにすんなり溶け込んでいて…
アウェイ感まったく無し！
ああ、なるほど、自由ってこういうことなんだな〜と思いました。
そして、今話題のトランプタワーを横目に、おおー、テレビで見るやつだ！ホンモノだ〜、とちょっと嬉しくなったりして（笑）
そこからしばらく歩き、ティファニーをみつけて、またしても興奮♡
でも思ったより地味でした（笑）
セントラルパークまで片道約2.5キロを寝不足の体で歩き続け、近くにあるプラザホテルの地下のフードコートで、英語が話せないなりにサンドウィッチを無事ゲットし、ようやくたどり着きましたーーーー！！
適当なベンチに座り、ようやく一息。
なんせ普通だったらもう寝ているはずの時間なのに、そこを歩きまくった訳なので、結構クラクラしましたが、そんなことを考えていては辛くなるだけ。
今を楽しまなければ勿体無い！
ということで、サンドウィッチをガブリッ！！！の自撮り（笑）
んん！？
これは後から気づいたのですが、写真を拡大すると右後ろの植物の間になんだかすごいタイミングで人が！？？？
とまぁ、こんな感じで、とにかくかなり長い間ベンチに座り公園を行き交う人々を眺めていました。
考えたら、公園のベンチで長時間ぼーっと過ごすことなんてあっただろうか…
むしろ、ボケーっとする時間を罪悪だと感じていたので、何かをすることで安心感を得ていなかっただろうか…
今自分の置かれている状況下を、ただ受け止めてそこにいる。
そうすることで、時間の流れをちゃんと感じるんだな〜と、改めて気づきました。
結局、帰りもルートを変えて同じように歩いたので、結局５キロ強をほぼ完徹状態で歩き続け、
その夜は、現地時刻11時にはベッドに入り、翌朝7時くらいまで大爆睡できました。
おかげさまで時差ぼけなんてどこへやら！
現地時刻の夜、大爆睡できる状況を作れば時差ぼけはほとんど感じ無いんだということを身をもって学びました(*￣∇￣)/
