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頭の専門家として、自信を持ってお薦めできるシャンプーが世の中にない。

自分の施術人生において、妥協点を作ったままにしておくのは、不完全な施術を提供しているようで納得いかないものでした。

しかも、女性の髪や頭皮にまつわる悩みの7割以上がシャンプーが原因だと確信していながら、自分の施術でそれを解消することが出来ていないというのは、プロとして失格です。

『本質を大切に、本質を磨く』ことが自分のコンセプトであるのに、『女の命』とも言われる髪の毛を根本的にケアできない不甲斐なさ。

「全ては、まともなシャンプー剤が世の中に無いせいだーーー!!」

と、人のせいにしていても始まりません。

ちなみに・・・

「シャンプーって、メーカーがちゃんと作って市場に出回っているんだから、そうはいってもそんなに悪いものではないでしょう」と思っていらっしゃる方も多いかと思います。


でも、そのシャンプー剤で顔が洗えますか?


理屈ではなく、本能的にそれはしないほうがいいと思っているのではないでしょうか。

頭皮とお顔のお肌は全く同じ皮膚なのに、なぜ顔を洗いたくないもので頭皮は洗えるのでしょう。

髪の毛は、進化の過程でお肌が変化して出来たものなのに、なぜ髪と肌のケアが違うのでしょう?

そして、美容院で販売しているシャンプーが本当に良いものなら、世の中の美容師さんの手荒れは無いはずです。さらに、世の中から、抜け毛、薄毛や髪質にまつわる「髪悩み」は確実に減るはずです。

さらに、街や電車の中で、若い方も含めて女性の薄毛が気になったりペタンコ髪や損傷毛が気になることも減るはずです。(私の職業病のようなもので、つい人の頭を見てしまいます…)
しかしながら、サロンにいらっしゃるご新規のお客様のほとんどが、髪の毛に何かしらのお悩みを抱え、改善されない状態でお越しになられます。

私は頭の専門家として、こう言った髪悩みを絶対的に本質から改善したい!という強い思いに駆られ、且つ、こういう状況を見て見ぬ振りし、妥協することはもう絶対に続けてはならないと思ったのです。

いまの世の中に、多方面から髪悩みを解決に導き、満足できる商材がないとなると・・・

「自分でつくるしかない!」

と、こんな感じで、至極当たり前の結論に至ったわけですが。

とはいえ、そうはいってもシャンプーを作るなんて事をこれまで考えたこともなかったので、本当に自分で作れるのだろうかと、当然自信もなく不安に感じました。

ところが、たまたまある女性経営者さんにそのことを話したら、

「あら、大丈夫よ、絶対出来るわよー♪」

と、目玉焼きを作るくらい出来て当たり前のことのようにケロッと言われ、不思議とその言葉が妙にストンと腑に落ちたのです。

その言葉がまるでスイッチだったかのように、直後から私のシャンプー作りが始動しはじめたという訳です。


もちろん、思った通り、そこからが大変な試練の連続となるのですが…


つづく・・・